KJ法で議論のシナプスを広げる

先週参加したUXのワークショップでの話。AIの可能性と脅威、シンギュラリティの時代をどう迎えるか?というテーマ。テーブルをひとつかこんで、5人1チームで議論する。立場が違う知らない方々とテーマを共有し合い、会話するのはワクワク。でも場違いだったらいやだなぁ。という心境もあるなか、簡単な発想法で議論を深めていく方法がある。それは、KJ法。まさに頭のシナプスが放射的に広がる様子が体験できた。

登壇者からいくつかの質問を受け、テーブルの模造紙に意見を付箋に書いてペタペタ。その後自分の考えを述べる。議論の中段、私の向いの女性が「AIにはバッファが必要だと思う。」と発言。(人間とSiriの間なのかな?)その意見をキッカケに、話が盛り上がった。最終的に「AIには不合理なことを許容するぐらいの、あえての不完全性が必要だ」と行き着ついた。

この付箋をペタペタして、テーブルを囲む議論のKJ法。川喜田二郎さんが考案した発想法は、フェアでバイアスの無い議論に最適だと感じた。また立場の違う人と議論するワークショップのルールとして、①自分が長く喋らない。そのために話の接続詞に気をつける。②相手を否定せず、相手の意見を楽しむ。とのこと。

みんな大きく頷いてくれる安心感。誰かが意見を述べている時に、次に自分が話をする内容ばかり考えていた気がする。「聞くを楽しむ」このKJ法こそ、思考を巡らせる方法であると学んだ。

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